2017年11月25日土曜日

粉瘤の炎症について

こんにちは。朝方と夜がだいぶ冷え込むようになりましたね。
気温差が激しいのでみなさん風邪など引かないようにお気をつけ下さい。

さて、今回は粉瘤の炎症についてお話したいと思います。



粉瘤とは皮膚の下で袋状になっている腫瘍で、垢(角質)や皮膚の脂(皮脂)が溜まってだんだん大きくなる事もある良性腫瘍です。
通常痛みや痒みなどの症状があまりないものになります。
この場合の治療法は切って、縫う治療法になります。

しかし、まれに細菌などが侵入したりすると感染により膿が溜まって赤く腫れ、痛みが出てくる事があります。
その場合は粉瘤の袋が炎症している状態です。
炎症している場合は袋がきちんと形成されてなく、ぐじゅぐじゅになっている為切って、縫うという治療が行えません。


炎症中の治療法としましては、いくつかあります。


1、しこりの中に膿が溜まっている場合は中の膿を搾り出す処置
2、抗生物質の処方
3、そのまま様子を見る
このような治療法になります。

粉瘤は袋を切除しなければほぼ完治はしません。
炎症をした粉瘤は炎症から3ヶ月くらい様子をみて袋が形成され、しこりを感じられるようになった場合切って、縫う治療が可能となります。(まれに炎症後しこりが無くなる方もいらっしゃいます)

粉瘤は炎症をしてしまうと痛みなども伴い、中から膿が自然とで出来てしまい大変ですので、しこりを感じられて何かと思った時点で診察にご来院して頂くことをおすすめ致します。

何かご不明なことがございましたら遠慮なくご相談ください。

最後までお読み頂きましてありがとうございました。



カウンセラー長島

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